FPSゲーム向けの液晶ディスプレイサイズは?
PCモニターを買う場合、まずはディスプレイの大きさを見る方は多いと思います。ですがゲーム用モニターとして使うなら実はディスプレイサイズよりも中身の部分。つまりスペックに注目した方が一瞬の判断が明暗を分けるFPSゲームにとっては有利となります。
基本的にFPSゲームにおける最適なディスプレイサイズは24インチ〜28インチ程度で十分。
それよりもスペック部分にこだわる方が勝率が上がる可能性が高いです。ゲーム用にモニターを新調する場合はできるだけ画面サイズは二の次にしてディスプレイスペックにこだわってみましょう。
ゲーム用ディスプレイで大切なスペック
リフレッシュレート
リフレッシュレートは1秒間に何枚の画像を書き換えることができるか表したものです。表記はHz(ヘルツ)となります。
例えば通常のモニターは60Hzのモニターが多いですが、ゲーミング用途になってくると120Hzや144Hzをサポートするようになります。このHzの数値が高い方がより細かい描写を1秒間に表示できるようになるので動きは滑らかになり素早い動きも捉えやすくなります。
応答速度
応答速度は画面上の白⇒黒、黒⇒白といった色への階調変化の速さを示したものになります。短いほど応答速度が速いです。特にFPSゲームは動きっぱなし、シーンが移りかわるスピードも速いのでできるだけ応答速度の速いディスプレイを選択してあげるのが良いです。
またディスプレイスペックに内部遅延といった要素もあります。内部遅延と応答速度を合わせたものが遅延時間となります。この遅延時間が短ければ短いほど応答性に優れていると言えます。
最大解像度
よく間違える人がいますが、モニターサイズが大きいほど広く利用できると思い込んでいる人がいます。実際は解像度が重要で27インチモニターでも解像度が1980×1080ドットまでしか設定できないタイプもある。27インチであれば基本的には2560×1440が主流となっています。
解像度が低いほど、画質が荒くなり的の小さい的も見つけにくくなります。解像度が高ければ綺麗な映像で緻密な部分もより細かく再現されるようになります。解像度はゲーム側でも設定できますが、基本的に解像度を高くするフレームレートが落ちます。スペックの低いパソコンでは高解像度にするとカクカクなどになったりするので高解像度でゲームを楽しみ快適にプレイするには高スペックPCが必要となります。
液晶パネルの種類
液晶ディスプレイには様々なパネル方式が採用されています。基本的にTN方式、VA方式、IPS方式があり、IPS方式は視野角が広い。自然は発色をしてくれるパネルです。
しかし、応答速度についてはTN方式の方が良いためゲーム用モニターとして使うならTN方式を採用したモニターの方が遅延なくゲームプレイすることができると言えます。
グレアorノングレア
液晶モニターにガラスを張ったような光沢処理がある場合はグレアタイプ。そうでないタイプはノングレアになります。一見すると光沢処理のある方が見た目にも良さそうに見えますが、画面上に自分が映り込んだりして人によっては使いにくい場合があります。
ゲーム用途であればノングレアタイプの方が映り込みが現象してよりゲームプレイに没頭できるとされています。
内部遅延
ゲームPCから映像データがモニターに反映されるまでには多くの回路を経由します。そのため私たちモニターでみる映像では遅延が発生する可能性あります。内部遅延が大きいといくらPCスペックが良くても映像が遅れて映しだされるのでFPSゲームのような速い勝負のゲームには不向き。
ただ、モニターで内部遅延のスペックを表記している製品は少ないです。表記があれば応答速度と合わせてチェックしておきましょう。応答速度が速い。内部遅延が少ないモニターであれば正しくFPS向けモニターと言えます。
ゲーム向けモニターを新調する際には上記6つスペックを意識して選んでみると良いです。最も注視したいのはリフレッシュレート、応答速度です。その他のスペックは2つをクリアしてから予算の都合に合わせてより良いものを選ぶようにしましょう。これらを満たしているのが「FPSゲームに適した液晶ディスプレイモニター」で紹介しています。