FPS向けのモニター選びの極意
PCゲームをやる上でパソコン本体にこだわる人が多いですが、メインでFPSを行うならモニターとの関係は切っても切り離すことができません。
パソコン側いくら高フレームレートを出してもモニターが性能に追いつかなければ宝の持ち腐れ。
そんな風にならないためにここではFPS向けに最適化されたモニター選びのポイントを紹介します。
リフレッシュレートにこだわる
リフレッシュレートは1秒間にどの位の画像をコマ送りするかを指標化したものです。モニター側での表記は「Hz」となります。一般的なモニターやテレビは60Hz仕様になっています。
例えばパソコン側でフレームレート100fpsが出ていたても60Hzのモニターでは60fpsの動きにしかなりません。私たちが視認するのはモニターの映像です。つまりパソコンとモニターはセットで考えると良いです。
FPSゲームに最適とされるモニターのリフレッシュレートは120Hz/144Hzのどちらかです。ここまで来ると視覚的な体感はほとんど変わりませんが、60Hzモニターと比べると動きがより滑らかでAIM調整や相手の動きを捉えやすくなります。
応答速度にこだわる
応答速度は画面色の変化を表します。
表記は「ms」となり数字が低いほど応答速度が早いです。応答速度が早いモニターの恩恵は映像の移り変わりに対する反応速度が早いので残像が減少します。
FPSゲームは常に動き回っていることが多く激しいスピード性のあるゲームです。応答速度が遅いモニターを使うと相手の動きが残像になってしまいAIMがズレたり、遠くの敵の視認性が悪くなるといったデメリットがあります。
ゲーム用モニターの多くは1ms〜2msと一般的なモニターの数倍も応答速度が早くなっています。高リフレッシュレートのモニターと組み合わさると相手の動きが滑らかでわずかですが遅く見えてADSしやすいメリットがあります。
その他機能
FPS向けモニターを選ぶ上で最重要事項となるのが上記の2つです。ここからあると便利な機能となります。FPSゲームでは小さい的(敵)にAIMを合わせるので目の負担が大きくなります。また画面上も鮮明でないと影なのか、敵、障害物なのかの判別もしにくケースがあります。
ここでは最高峰のFPSモニターとしてプロゲーマーも利用するBenQ24インチゲーミングモニターを例に見ていきましょう。
チラつきを失くすフリッカーフリーバックライト
フリッカーとは「ちらつき現象」のことです。ちらつきがある映像で長時間ゲームを続けていると頭痛、眼精疲労、視力障害などを起こす可能性があります。フリッカーフリーバックライトはちらつき現象を低減させた機能となっており目に対する負担を軽減。ゲーマーにとって付いていると助かる機能の1つです。
暗い部分の映像を鮮明にする機能
BenQゲーミングモニターを例にすると「Black eQualizer機能」といったものがあります。暗いシーンや影などは視認性が悪く一瞬の判断を誤ってしまう場合があります。このBlack eQualizer機能はそういった見えにくい部分を調整して鮮明にすることで敵、障害物等を瞬時に見分けることができやすくなる大変便利な機能となります。
FPS向けモニター選びのまとめ
- リフレッシュレート
- 応答速度
- その他機能
上から順番にこだわっていきましょう。基本的にゲーミングモニターであればリフレッシュレート、応答速度はクリアしています。後はメーカーによって機能面が違うので自分の好みに合わせて選べばOKです。